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ブランド紹介[Licht Bestreben](リヒトベシュトレーベン)

Licht Bestreben 10周年|自分が着たい服を作り続けた10年

 

Licht Bestreben(リヒトベシュトレーベン)は、デザイナー加藤弘大氏が手掛ける日本のファッションブランドです。

ブランド設立から10年。「固定観念にとらわれない徹底的主観によるリアルクローズの追求」という理念を掲げ、自身の経験や価値観を反映した服作りを貫いてきました。

リアルでありながらシャープ。ストリートとモードをミックスした独自のデザインは、多くのファンを魅了し続けています。

本記事では、Licht Bestrebenのブランド誕生の背景から、10年間変わらず大切にしてきた想い、そしてこれからの展望までをインタビュー形式でご紹介します。ブランドの魅力と歩みを通して、その服作りの本質に迫ります。

 



服作りの原点

― 服作りを始めたきっかけを教えてください。

祖母が縫製工場長兼パタンナーだったことが大きいですね。

祖母の定年後も実家にはアトリエがあり、教わりながら服作りをしていました。

ただ最初からブランドをやりたいわけではなくて、自分が着たい服を作りたかっただけなんです。

 



デザイナーとしての自覚

― 最初から服作りは得意だったのでしょうか。

いや、むしろ逆でした(笑)。

早く完成させたかったので、表から見えない細かな工程を飛ばしたりしていて。

祖母からは「縫製には向かない気質だ」とよく言われました。

ただ出来上がった服のデザインは褒めてくれていました。

今思うと、遠回しにデザイナーを勧めてくれていたのかもしれません。

― ブランドを意識し始めたのはいつ頃ですか。

アルバイト先の先輩や同僚が、自分の作った服を欲しいと言ってくれた時ですね。

ネットオークションで販売したこともありました。

もちろん当時はほとんど売れませんでした。

でも少しずつ、「こういう仕事をしたい」というイメージが生まれていったと思います。

 



ブランド立ち上げ当初の挫折

― ブランド立ち上げ当初はいかがでしたか。

30歳までに東京で自身のブランドを立ち上げるという目標を持ち、準備を進めていました。

初めての展示会では、たくさんのバイヤーさんが来てくれると思っていたんです。

でも実際に来場してくださったのは1組だけでした。

その時に、自分には有名ブランドでの経験や海外留学歴、華やかな経歴が無いことを痛感しました。

かなり大きな挫折でしたね。

 



自分が着たい服を作り続ける

― そこから何を考えたのでしょうか。

肩書きを今さら揃えることはできない。

じゃあ何で勝負するのか。

そこで改めて原点を考えました。

私は最初から、自分が着たい服しか作ってこなかったんです。

それを見た先輩や同僚が欲しいと言ってくれた。

社会に出てオリジナルブランドの責任者になってからも、自分が着たい服しか作っていませんでした。

でも結果的にそれがお客様にも届いていた。

だから思ったんです。

ブランドを売るための努力はする。

でも一番大切なのは、自分が着たい服を作り続けることだと。

それを自分の言葉で伝え続けて、共感してくださる方を大切にしていこうと考えました。

 



Licht Bestrebenという名前に込めた想い

― ブランド名にはどのような想いが込められているのでしょうか。

ショーやコンテストのような華やかさも素敵だと思います。

でも私はもっと身近な人との繋がりを大切にしたいんです。

少しずつでもファンが増えていけばいい。

その方が自分らしく長く続けられると思っています。

どこまでもリアルであること。

どこまでも等身大であること。

Licht Bestrebenという名前には、その想いが込められています。

今も昔も、私が作る服は、自分が経験したことや感じたこと、見てきたものを題材にしています。

 


10年を迎えて

― ブランド設立から10年。今後について教えてください。

10年間の中で、ブレそうになったこともありました。

その度に初心へ立ち返り、自分がやるべきことを見つめ直して続けてきました。

今後もそれは変わらないと思います。

最近は若手育成にも興味がありますし、自分が培ってきた技術や経験を伝えていくことにも取り組んでいます。

そして何より、これまで支えてくださった方々へ少しずつ恩返しをしていきたいです。

家族。

工場の皆様。

産地の皆様。

取扱店の皆様。

撮影スタッフや関係者の皆様。

そしてLicht Bestrebenを愛してくださるお客様。

ありがたいことに、10年経った今も周りにいてくださる方々の顔ぶれがほとんど変わっていません。

本当に感謝しています。

綺麗事かもしれませんが、少しずつでもそのご恩を返していきたいと思っています。

 



店主より

衣ノ舎ではオープン当初からLicht Bestrebenをお取り扱いさせていただいています。

今回改めて加藤氏のお話を伺い、目に見えるデザインやパターンワークだけではなく、その背景にある考え方や人柄も、このブランドを形作る大切な魅力なのだと感じました。

Licht Bestrebenは、加藤弘大氏と、それに携わる多くの人々が紡いできた物語そのもの。

その背景にある想いとともに、お洋服を楽しんでいただければ幸いです。

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